アスリートの筋筋膜性疼痛

原因 筋肉の一部に過負荷が生じ微少損傷が発生すると筋肉の部分的痙攣が起こり異常な収縮や痛み、シビレが感じます。こうなると筋出力が低下し放置すると痛みは広範囲になります。(筋筋膜性疼痛症候群のメカニズム)

治療 筋硬結や索状硬結を取り除きます。脊髄神経の反射を利用して血行改善し酸素欠乏、発痛物質の生成を断ち切ります。

当院では 近赤外線治療、高周波治療、PNFストレッチング、冷却療法、オイルマッサージ、筋膜リリース、筋間リリース、腱間リリースなどの理学療法、手技療法などから適宜選択し緩和させます。

陸上短距離選手は大腿部に多く鼠径部痛症候群(グロインペインシンドローム※※)の大部分が筋筋膜性疼痛由来です。

これを定期的にチェック改善するのが定期的コンディショニングです。自覚症状のないものも半数をしめます。試合前コンディショニングには重要不可欠かと思います。

参考文献(白木、1983)※※アスリートのグロインペインシンドロームの大部分は、当院で治療できます。