スポーツ飲料について(再掲載)
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料
どこが違うか?
ズバリ、糖分濃度です。1L中15g未満の糖分濃度がハイポトニック(低浸透圧)と呼ばれ15g以上がアイソトニック(等浸透圧)と呼ばれています。
運動前はどちらがいいか?
運動開始30分前までは糖分がしっかり吸収されますのでアイソトニックが有効です。
運動中はどちらがいいか?
運動開始15分前から運動中、運動後はハイポトニックが有効です。
BCAAって何?
必須アミノ酸でロイシン、バリン、イソロイシンをさします。
運動中に摂取すると筋肉痛が軽減され筋繊維の修復が早まるとされています。
クエン酸は必要ですか?
エネルギーの源とされグリコーゲンの無駄使いを抑制する働きがあります。
3時間トレーニングにあう飲料は?
実験:昨年5月から8月まで自ら3時間トレーニング(ウオーク&Jog+WT-TR)を100回行い
・アミノバイタルクエン酸チャージ
・グリコハイポトニックスポーツ飲料
・VAAMウオーターパウダーVAAM1500mg+電解質
・SAVASスポーツウオーター
上記4種類の粉末飲料をいろんな濃さに調性して自由摂取してみた。3hで1Lの摂取。運動後はスポーツ飴と冷水を摂取した。ドリンクの温度は約10℃とした。
結果
筋肉痛予防を重視するなら・・・アミノバイタルウオータークエン酸を1.5~2倍の濃さで。
エネルギー摂取を重視するなら・・・ザバススポーツウオーターを2.5倍~3倍の濃さで
以上の2点が3時間トレーニングでの口渇感がすくなく飲みやすい印象だった。
また1h~2hのトレーニングでは口渇感の違いまでは体験できなかった。
味覚については個人差があるものの平常時と運動時は異なり運動時は飲みやすいがおいしい印象と変化する。
※口渇感は体内の血漿量を反映するパラメーターとして有用です。口渇感出現の30分前から血漿量は減少しておりますので早めの補給が叫ばれているのはこのためです。また糖分濃度が低めのハイポトニックでも胃で水分が吸収され浸透圧が高まり小腸に届いたときにはアイソトニックに成る場合がありますので注意が必要です。
※体重の4%に相当する水分が失われると口からの水分補給では追いつかなくなりますので病院で点滴処置が有効になります。