①健康づくりのための身体活動量の目標ー厚生労働省の場合
目標は・・ 1週間に3メッツ以上の運動を23エクササイズ(メッツ・時間)
(厚生労働省ー運動所要量・運動指針の策定委員会、2006より)
上図の3メッツを23エキササイズ(歩行は20分で1エキササイズ、1時間で3エキササイズなので23(エキササイズ)÷3(時間)=7.6(時間)
つまり歩行を7.6時間すればOKなのです。
減量したい方は更に運動量を適宜追加してください。
②減量ガイドラインーアメリカスポーツ医学会の場合
目標は・・ 1週間に中等度の運動を200分から300分
(自覚症状を基準にして運動強度を判定する方法、石川.1998より)
上図の相対的運動強度50%であれば中等度の運動ですので1日に30分から43分
1週間に4回の運動では1回に50分から75分となります。
※活動量と食事はバランスがとれているものと考え運動量は追加してください。
※相対的運動強度が増せば更に効果が期待できます。
③アスリート向け情報
さあ、レジスタンストレーニングで減量が効果的なシーズンです。
涼しくなると高温を利用したレジスタンストレーニングが可能になります。(夏場は熱中症のため危険です)
効果・・高温下でのトレーニングにより熱ショックタンパク質が生成される (石井.2000)
筋分解を低減し筋萎縮を低下させる効果がある (内藤.200
すなわち、筋温の上昇は減量しても筋萎縮を抑えてくれる効果が高いのです。
更に運動後のアイシンクは熱ショックたんぱく質生成を助長する効果もあります。
これからのシーズンをうまく利用してライバルに差をつけよう!
※運動後のプロテインとよい睡眠で成長ホルモンの働きは必須です。
健康づくりは スポーツ量ではなく日常生活全般での活動量なのです。
減量は 運動量、活動量を追加すればOKです。
※これらの運動(活動)効果は食事療法を併用することで期待されますので適切な食事療法をお奨めいたします。