シューズドロップとトゥースプリング

履き物のミニ知識

シューズドロップとトゥースプリングについてです。

言葉の意味

意味は同じです。踵からボール部までの足底面からつま先がどれだけ上がっているかを表します。

シューズドロップはシューズにおいてよく使われる単語でトゥースプリングは靴においてよく使われる単語です。

働きについて

フォアフットロッカーの働きを助けます。靴底が硬いとボール部分がしならずに歩きにくくなりますので前足部分には反り返りが必要になります。

これがトゥースプリングと呼ばれるしなりになります。軟らかくなるにつれ必要性は低下しますが歩きにくくなったり、速く歩くと疲れる履き物になります。

むずかしい言葉がでてきましたので解説しておきます。

フォアフットロッカーについて

 左図のように足底が全面接地してからボール部分を軸として転がるように踵が上に上がります。

 

 

 

この状態をフォアフットロッカーといいます。

トゥースプリングは歩く速さとアウトソールの硬さにより決まってきます。靴の場合は歩く速さとアウトソールの硬さには大差が無いため歩きやすい形状が大体一定になります。

ところがシューズの場合は歩くからジョッグ、ランニングまで速さは様々です。アウトソールの硬さも硬くて反発力の強いものから軟らかくて反発力が弱いものまで様々です。

なので目的にあったシューズドロップを選ぶ必要性があります。ジョッグではアウトソールが厚め(硬め)でドロップが強めがいいでしょうし陸上短距離選手がスピード練習にはアウトソールの軟らかいドロップの少ないシューズがお奨めです。

ウーキングにはアウトソールがやや厚め(硬め)でドロップが6mm前後あたりがおすすめです。

バドミントンやバスケットやテニス(ハードコート用)などはアウトソールの淵が硬く横方向に踏ん張りやすい設計になっています。

ジョギングの際にはヒールコンタクトが弱くなりミッドフットやフォアフットのコンタクトが強くなりますので障害が多くなりますので注意が必要です。

シューズドロップは適宜チョイスしてください。